我が家で飼育していたベタがお亡くなりになりました。
亡くなる数日前、毎日水槽の掃除をしていたのですがある日を境にフンを見なくなりました。
おかしいなっと思いつつも仕事が繁忙期だったためそのままにしてしまい数日後無くなってしまいました。
亡くなった姿を見るとお腹はパンパンで、フンをしている様子もなかったことから便秘が原因という事が分かりました。
今回は、我が家のベタを便秘で死なせてしまったことからベタの便秘対策についてまとめさせていただきました。
便秘で亡くなるベタが少なくなれば幸いです。
ベタが便秘になると、どのような症状がでるのか

便秘になればフンをしなくなり、お腹が膨らみます。
しかし、底砂などがあるとフンがあるかどうか見分けづらいです。
そうするとお腹の膨らみで判断する必要がありますが、お腹が膨らんでいるからと言って必ずしも便秘であるとは限りません。
便秘と判断するポイントは
- お腹が膨らんでいる。
- フンをしていない。
- 泳がなくなる、泳ぎが下手になる。
以上の症状が出てきます。
それぞれ解説していきます。
お腹が膨らんでいる。
ベタが便秘になるとお腹がパンパンに膨らみます。
しかし、ベタのお腹がパンパンに膨らんでいるからと言っても必ずしも便秘という訳ではありません。
例えばエサを食べ過ぎたとき等もお腹がパンパンになりますし、メスのベタの場合だとお腹に卵があればパンパンになります。
また、便秘ではなく腹水と言う別の病気の可能性もあります。
便秘でお腹がパンパンに膨れているのか、別の理由でお腹がパンパンに膨れているのか他に症状が出ていないか見極めて判断する必要があります。
フンをしていない。
水槽内にフンが数日見当たらなければ便秘の可能性が非常に高いです。
ろ過フィルターを使用していない、かつ底砂がないベアタンクならば判断もつきやすいでしょうが、ろ過フィルターを使用し底砂もあるとフンをしているかどうかの判断が尽きずらいことも多々あります。
そういった場合は次に解説する泳ぎ方を見て見ましょう。
泳がない、泳ぎ方がおかしい
便秘の状態だとベタの身体に負担がかなり掛かり泳ぎ方もおかしくなり、斜めに泳いだり、泳がなくなったりしてしまいます。
また、栄養も十分い摂取することも出来ないので体色やヒレの状態も悪くなってしまいます。
便秘と腹水の違い

便秘と腹水。
どちらもベタのお腹がパンパンに膨れてしまいますが、腹水はエロモナス病の症状の一つで、エロモナス病の場合だとお腹がパンパンになる以外にも以下のような症状が出ます。
- 身体が赤く爛れる。
- 鱗が逆立つ。
以上のような症状も出てきますが、腹水のみ症状として現れることもあり便秘なのかエロモナス病なのか断定が難しい場合があります。
エロモナス病の場合は薬浴が治療法となりますが、エロモナス病だった場合薬浴となりますが、万が一便秘だった場合はベタに負担を掛けるだけになります。
ですので先ずは便秘にも効果が多少なりともあると言われる塩浴から始め様子を見るのが良いでしょう。
塩浴の方法につきましては別の記事で詳しく書かせて頂きましたので、是非そちらをご覧ください。
ベタの便秘の治療法

ベタの便秘の治療法は以下のようになります。
- 絶食
- フレアリング
- 塩浴
- 水温を上げる
以上のような治療法がありますので、それぞれ解説していきます。
絶食
先ずはベタにエサを与えるのを辞め絶食させます。
ベタが便秘の状態でエサを与えてしまうと更に負担を掛けることになり、便秘を悪化させてしまいます。
絶食は治療法と言うより便秘を悪化させないための手段となりますので、他の治療法と合わせて行ってください。
フレアリング
便秘の症状が軽く元気がある場合ならばフレアリングを行ってください。
便秘の症状が出たら小まめにフレアリングをさせることでフンが出たという事もあるそうです。
フレアリングには便秘予防効果もあるうえに、ベタのストレス解消効果、健康増進効果フレアリングをさせるのを習慣化するのが良いでしょう。
フレアリングについては下記の記事で詳しく解説していますので是非ご覧ください。
塩浴
ベタの調子が悪いとき、先ずは塩浴をすることを考えるのが良いでしょう。
塩浴はベタに負担が少ないうえに自己治癒力を高める効果があり、便秘のベタを塩浴させることにより便秘で弱ったベタの体力回復効果も期待でき,その結果便秘の解消に効果が期待できます。
塩浴のさせ方は先ずは水量の0.1%ほどの濃度で始め徐々に0.3%ほどの濃度まで高めていきましょう。
水温を上げる
水温が低いとベタは便秘になりやすいそうです。
ベタが便秘になった場合先ず水温をチェックしベタの飼育における水温の適温だえる27℃に届いていない場合は、ヒーターの導入、加温設備の見直しが必要となってきます。
また、水温が低いと便秘になるだけではなく元気をなくし他の病気にもなりやすくなるため、特に水温が下がりやすい冬は水温のチェックを頻繁に行っていきましょう。
ベタの便秘の原因と対策

ベタが便秘になってしまう原因は以下の通りです。
- 水温の低下
- 運動不足
- 消化器官への過剰な負担
- 老化
それでは、原因とそれぞれの対策を詳しく解説していきます。
水温の低下
ビンや超小型水槽だと水温の管理が難しく、気づいたら水温が低下していることも多々あります。
水温が低下することによりベタは便秘以外にも様々な病気になる可能性が高くなります。
日頃から水温計などで水温をチェックし、水温を適温である27℃前後に保つようにしましょう。
運動不足
ベタもあまり身体を動かさないと便秘になってしまいがちです。
特に狭い容器で飼育されている場合、動けるスペースが少ないため自然と運動量が減ってしまいます。
狭い容器で飼育される際はフレアリングをさせることが重要となってきます。
消化器官への過剰な負担
エサの与え過ぎ、また消化しづらい乾燥アカムシや乾燥イトミミズの与え過ぎによりベタの消化器官への負担が掛かり便秘になってしまいます。
一方ベタ用の人工飼料は消化しやすく、ベタの消化器官への負担はそれほど多くはありません。
普段からベタ用の人工飼料をメインに与え、乾燥アカムシや乾燥イトミミズなどは与える頻度を少なくしたり、細かくして与えるなどの配慮が必要となります。
老化
ベタが老化すると消化器官の機能も衰え便秘にもなりやすくなります。
消化の良いベタの人工飼料をメインで与えるようにし、消化の悪い乾燥アカムシや乾燥イトミミズは避けるようにしましょう。
どうしても与えたい場合は細かくし少量を与えるようにしましょう。
また、ひかりベタアドバンスはベタの人工飼料の中でもフンの状態が良いとされますのでこちらをメインに与えていくのがお勧めです。
まとめ
ベタの便秘は命に係わる病気です。
たかが便秘とは思わず便秘の予防、便秘になった際の対処法を覚えて置き万が一ベタが便秘になった際適切な対応が出来るようにしておきましょう。
もちろん不安でしたらこの記事を読み返して見てください。
それでは!