カメの飼育をしていると、同じ餌を与えているのにも関わらず徐々に食べなくなったり、突然エサを食べなくなる時があります。
エサを食べないと心配になりますよね。
今回はカメがエサを食べないときの原因と対処法をご紹介します。
カメが餌を食べないときの原因

カメが餌を食べないときの原因として考えられるのは
- 水温や気温が低い、もしくは水温や気温が高い。
- 飼育水が汚れている。
- エサに飽きてしまった。
- 病気や寄生虫などが原因に。
- ストレス。
- 産卵を控えている。
などが考えられます。
それではそれぞれの原因の対処法を解説していきます。
水温や気温が低い、もしくは水温や気温が高い。

カメをはじめとする爬虫類は周りの気温や水温で体温が変化する変温動物です。
そのため水温や気温が低いと活性が低くなり、代謝も低くなりその結果食欲も落ちてしまいます。
逆に気温や水温が高すぎても、他の動物同様食欲が落ちてしまいます。
カメの適正水温は26℃前後なので、それを保つ方法として
- 冬は水中ヒーターの導入。
- バスキングライトの導入。
- 夏は直射日光を避ける。
- 水槽用のファンの導入
などがあります。
水質悪化

水質が悪化している場合エサを食べなくなることがあり、中にはちょっとでも水質が悪化すると食べなくなる個体もいます。
水が濁っていたり、臭いがしてエサを食べない場合は先ずは水替えをすることが重要です。
水替えをしたら水質悪化を防ぐための対策をしていきましょう。
水質悪化の対策として
- 定期的な水替え。
- ろ過フィルターの設置、増設。
などをしていきましょう。
一般的には投げ込み式フィルターや水中フィルター、水深を深くして飼う場合は上部フィルターを使う方がいます。
エサに飽きてしまった。

いつも同じ人工飼料ばかりあげていると急に食べなくなる時があります。
そんな時は、乾燥エビやアカムシなどを与えて見ましょう。
それらを食べるようであればいつもの人工飼料に飽きてしまったという事になります。
対策としては人工飼料以外にも乾燥エビや、冷凍アカムシなど保存できるもの用意して置き、いつもの人工飼料以外を食べなくなったときに与えて見てください。
また、乾燥エビや冷凍アカムシと一緒に人工飼料も混ぜてあげると人工飼料も食べてくれることもあります。
また、ディスカスハンバーグも食いつきがよくオススメです。
病気や寄生虫などに感染

病気や寄生虫に感染し、体調が悪くなると他の動物同様食欲が落ちたり、無くなってしまいます。
ご自身で判断するよりも、獣医さんに診てもらい適切な対処をしてもらいましょう。
ストレス

カメは大きく環境が変化するとストレスを受けてしまいます。
それゆえにお迎え当初はそのストレスでエサを食べないときがあります。
対策としては、ショップなどで飼育されていた場合はその飼育環境に近い状態にしてあげることでストレスを和らげてあげることが出来ます。
産卵を控えている

メスのカメを飼育していると産卵期(6月~7月)になるとそのカメが神経質になり食欲が落ちるときがあります。
産卵してしまえば徐々に食欲は戻ってくるのでさほど気にしなくても大丈夫です。
まとめ
今回はカメがエサを食べないときの原因と対処法をご紹介させていただきました。
- 水温や気温が低い、もしくは水温や気温が高い。
- 飼育水が汚れている。
- エサに飽きてしまった。
- 病気や寄生虫などが原因に。
- ストレス。
- 産卵を控えている。
気温や水温、水替えなどをチェックし同時にカメの健康状態チェック、2種類以上のエサのストックをして置きカメの食欲が落ちたときには適切な対処をしていきましょう。
それでは!
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