色々な場所に生息しているアメリカザリガニ。
捕まえるのも簡単でお子さんでも捕まえることが出来ます。
さらに飼育も簡単で、見ていると動きも面白くハマる方も多くいます。
しかし、中にはアメリカザリガニを飼育し始めたけど、家庭などの事情で飼えなくなってしまった方、飼う前に飼えなくなったしまた場合の対処法を知っておきたい方もいらっしゃるかと思います。
今回は「アメリカザリガニを飼えなくなってしまった場合の対処法」をご紹介します。
飼えなくなってしまったからと言ってやってはいけない事。
飼えなくなってしまったからと言ってやってはいけない事。
それは逃がすことです。
元居た場所に戻せばいい、そこら辺にいるから逃がせばいいだろう。
残念ながらそういった考えの方もいらっしゃいます。
そういうことは絶対にやってはいけません。
アメリカザリガニは雑食性でその上大食漢で、日本固有の希少種、絶滅危惧種の生き物をも食べてしまい、日本の生態系を崩してしまう恐れがあります。
それを防ごうとアメリカザリガニをはじめとする外来生物の駆除活動をしていらっしゃる方もいます。
例えば、あなたがアメリカザリガニを飼えなくなったからと言って逃がした場合。
外来生物の駆除をしている方にアメリカザリガニの処分を擦り付けていることになります。
さらには、逃がしたアメリカザリガニが他の生き物を食べれば、あなたが間接的に生き物を殺したことになり、間接的に生態系を崩したことになります。
あなたがアメリカザリガニを逃がさなければ多くの生き物がもう少し長く生きられたことでしょう。
また、アメリカザリガニをニホンザリガニの生息域に逃がしてしまうと、アメリカザリガニがニホンザリガニを捕食する恐れもありますが、それより恐ろしいのがアメリカザリガニが持つザリガニペストの影響でアメリカザリガニを逃がした地域のニホンザリガニが絶滅する恐れすらあります。
なお、2023年にはアメリカザリガニの飼育自体は容認されますが、販売、野外への放出は禁止される方向です。
この理由が飼育を規制することにより飼育されているアメリカザリガニの野外への放出が懸念されているためです。
環境省もそれだけアメリカザリガニを逃がすことを問題視しています。
追記
アメリカザリガニは2023年6月に条件付き特定外来生物に指定されます。
通常飼育していた生き物が特定外来生物に指定された場合飼育を続けるのに許可が必要となります。
しかしアメリカザリガニの場合条件付き特定外来生物なので、飼育を続ける場合は許可を得る必要もなく、通常の特定外来生物と違い新規で飼育を始めることも出来ます。(ただし、譲渡は禁止されませんが購入(正確には販売)は禁止されます。)
アメリカザリガニを飼えなくなってしまった場合の対処法

アメリカザリガニを飼えなくなった場合の対処法は以下の通りです。
- 知人に譲る。
- 里親を募集する。
- 自ら〆る。
知人に譲る
アメリカザリガニを飼いたい知人が居れば大規模な譲渡でなければ禁止もされていないため譲るのは当然アリです。
その場合は飼い方や食べていた餌などについて説明をきちんとしましょう。
里親を募集する
ジモティやペットのおうちといったサイトで里親を募集することが出来ます。
知人に譲るときと同様、飼い方や食べていた餌について説明するようにしましょう。
自ら〆る
本当に最終手段です。
多くの方はやりたくないでしょうし可哀想ですが、一度飼育を始めたのだから最後まで責任を取りましょう。
〆る際は苦しまないように一気に。
まとめ
アメリカザリガニを飼えなくなった場合は
- 知人に譲る。
- 里親を募集する。
- 自ら〆る。
等の方法があります。
また、アメリカザリガニを逃がすのは絶対におやめください。
当然罰せられます。
それでは!
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