グッピーの稚魚の育て方

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グッピー
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通常の魚とは違い卵を産むのではなく卵胎生と言う直接稚魚を産む性質のグッピーは他の魚種と比べてかなり繁殖はさせやすく、観賞魚の繁殖に初めてチャレンジしたい方にはお勧めですし、「グッピーに始まりグッピーに終わる」という言葉があるくらい奥深い魚です。

しかし、親と同じように育てても大丈夫か?エサは何を与えれば?どうせなら綺麗に育てたい!など色々と疑問点があるかと思います。

今回はそんなグッピーの稚魚の育て方やエサなどについて解説していきたいと思います!

稚魚の飼育設備は?

グッピーの稚魚を飼育する設備は

  • 隔離ケースである程度の大きさまで飼育する
  • 稚魚専用の水槽を用意する
  • 親と一緒の水槽で飼育する

などがありますので、それぞれ解説していきます。

隔離ケースである程度の大きさまで飼育する

この方法がグッピーの稚魚の育て方としては1番スタンダードなのかと思います。

この方法のメリットは

  • 隔離ケースで出産させた後そのまま育てられるので楽
  • 新しく水槽を立ち上げる必要がない

デメリットは

  • ある程度の大きさまでしかこの方法は取れない
  • 外部式以外のものは水槽内部のスペースが取られる
  • 次の産仔がある場合隔離BOXを新しく用意する必要がある

などがあります。

ある程度の大きさになったらスペースの都合上親と一緒の水槽、もしくは新しく立ち上げた水槽などに移す必要があります。

稚魚専用の水槽を用意する

この方法は1番稚魚にとっていいのではないかと思います。

この方法のメリットは

  • 広々としたスペースで飼育出来、水槽の大きさによってはそのまま飼育できる
  • 次の産仔がある場合直ぐに隔離BOXが使える

選別したい場合は繁殖が可能になる前にオスとメスを分ける必要があるので、そのままの水槽で飼育は出来なくなるので注意です。

さて、この方法のデメリットは

  • 水槽を置くスペースを確保する必要がある。
  • 飼育用品を揃える必要がある。

水槽を置けるスペースと飼育用品を揃えられる予算があるのであれば大したデメリットにはならないですね。

飼育設備は親の入っている水槽と同じようなもので大丈夫ですが、外掛け式フィルターや上部式フィルターを使用している場合は稚魚が吸水口に吸い込まれないようにストレーナーフィルターを付けるなどして、吸い込まれないように注意してあげてください。

親と一緒の水槽で飼育する

この方法のメリットですが

  • グッピーの増やし過ぎを防げる
  • いつも通りの世話だけなので楽

グッピーの繁殖力は強いため産仔の度に仔を隔離BOXで保護していると増えすぎてしまい、結果飼いきれなくなってしまいます。

ちょっと増えるペースが速い、少しセーブしたいっという場合はこの方法をとることをお勧めします。

デメリットですが稚魚が多くとれないなどがあります。

グッピーの稚魚にお勧めのエサは?

他の観賞魚とは違い、グッピーの稚魚は比較的大きく生まれてくるので生まれたてでも細かい人工飼料なら食べることが出来ます。

グッピーの稚魚が食べられるエサは色々ありますので紹介していきます。

ブラインシュリンプ

稚魚のエサと言ったらこれですね。

稚魚のうちにどれだけブラインシュリンプを与えられるかがポイントと言われているくらい非常に栄養価が高く、食いつきもいいため昔からグッピーの稚魚のエサとしてブリーダーの方をはじめ多くの方が使用しています。

孵化させたうえに塩水を洗い流さなければいけないと言う手間がありますが、それを差し引いても稚魚にブラインシュリンプを与えるメリットは大きいです。

高たんぱく育成フード ハイグロウ

以前の記事で紹介させていただきましたが、この商品の100gはブラインシュリンプ300gに相当するらしく増体効果も優れているとの事。

そうだとするとブラインシュリンプとは違い孵化させる必要もなく稚魚用のエサとしては相当優秀なのではないでしょうか?

特選メダカのエサ 稚魚用

メダカ用のエサですがグッピーにも与えられます。

手軽に与えられ、栄養価も高いので使って見ても良いかも知れません。

グッピーの稚魚が死亡する原因

グッピーの稚魚が死亡する原因は以下の通りです。

  • 成魚に食べられる
  • 急激な環境変化
  • ろ過機に吸い込まれる
  • 病気にかかってしま

それぞれ解説していきます。

成魚に食べられる

他の観賞魚の稚魚よりは大きく生まれてきますが、それでもまだまだ小さくグッピーの成魚の口に入ってしまいます。

グッピーは条件反射で稚魚を食べてしまいますので、食べられたくない場合は隔離BOXなどを使用しある程度の大きさまでそこで育てましょう。

急激な環境変化

水温、水質が急に変化した場合稚魚が死んでしまうことがあります。

例えば水槽の水を温度を合わせずにほとんど交換したとか違う水槽に移す際温度、水合わせを行わずに水槽に入れてしまったなどです。

対策としては、

  • 水替えの際は水槽の水量の五分の一から四分の一に抑える
  • 違う水槽に移す場合は温度合わせ、水合わせをきちんと行う

などがあります。

ろ過機に吸い込まれる

外部フィルターや上部フィルターの吸水口から吸いこまれてしまい死亡することがあります。

外部フィルターや上部フィルターの吸水口にはストレーナーフィルターなどを取り付け対策をしてあげてください。

病気にかかってしまう

グッピーの稚魚は針病という病気にかかりやすいと言われています。

この病気は尾びれがハリのように細かく畳まれた状態になってしまいます。

この病気はグッピーの稚魚だけに見られ、詳しい原因はまだ不明ですが、水質悪化、エサ不足などが挙げられています。

この病気は治すのが難しく、この病気になった稚魚を発見した場合は病気が発症している稚魚を別の水槽に移し塩を入れます。(10Lにつき100g)

これで様子を見ます。

まとめ

グッピーの稚魚は生まれてすぐ人工飼料も食べてくれるので他の魚の稚魚より育てやすいです。

ハイグレードの個体を産出したいなどの目的がなければ親と一緒の人工飼料を細かくして与えても大丈夫です。

是非1度チャレンジしてみてください。

それでは!

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