冬は勿論の事、春や秋にも大活躍してくれている低水温対策の強い味方水槽用ヒーター。
さて、そんなヒーターですが何年使用できるとお思いですか?
決して安い物ではないし、5年?10年?
しかし残念ながらヒーターの寿命はそんなに長くはありません。
今回はアクアリウムでの低水温対策の強い味方である、ヒーターの寿命について詳しく解説していきます。
アクアリウム用のヒーターの寿命

アクアリウム用のヒーターは、メーカーからは1~2年で買い替えを推奨されています。
完全に壊れるまで使用することは出来ますが、冬場に壊れてしまった場合、飼育している生物の命にも係わるので1年で交換することをお勧めします。
また、サーモスタットとヒーターが別々の物は、サーモスタット一体型よりもヒーター自体は安価で、ヒーターのみ1年で交換すればいいので、長い目で見ればサーモスタット一体型のオートヒーターよりもサーモスタット、ヒーターが別々な物のが安く済むでしょう。
なお、サーモスタットは3~5年持つと言われています。
ヒーターの動作チェック
オートヒーターの場合は
- 水温がオートヒーターの設定よりも低い水中にヒーターを入れる。
- コンセントを入れる(感電に注意)
- ヒーターの周りの水に ゆらぎ が出ているのを確認する。
- 水温がチェックしオートヒーターの設定よりも水温が高いときに、水中の ゆらぎ が無いことを確認する。
サーモスタット、ヒーター分離タイプの場合は
- 水中にヒーターとサーモスタッドのセンサーを入れる。
- コンセントを入れる(感電に注意)
- サーモスタッドの設定を水温よりも高くする。
- ヒーターの周りの水に ゆらぎ が出ているのを確認する。
- サーモスタッドの設定を水温よりも低くする。
- ヒーターの周りの水に ゆらぎ が無いことを確認する。
上記の事を行い、異常が無ければ大丈夫です。
ヒーターの寿命を縮めてしまう行為
1年での交換を推奨していますが、1年経過せずにヒーターが寿命を迎えてしまう、壊れてしまう場合があります。
- 水量に合わないヒーターを使用する。
- 加熱状態で水から出し放置する。
- サーモスタッドのセンサーが水中から出てしまう。
- ヒーターを底砂に埋める。
それぞれ解説していきます。
水量に合わないヒーターを使用する。
水量に合わないヒーターを使用してしまうと、
- ヒーターのパワーが足りず設定水温に上がるまで通電している時間が長くなり壊れやすくなる
- ヒーターのパワーがあり過ぎて、すぐに設定温度まで上がりヒーターのONとOFFを繰り返す間隔が短くなり壊れやすくなる
これらが原因で壊れやすくなりますので必ず水量に合ったヒーターを使用しましょう。
加熱状態で水から出し放置する。
火傷や家事の原因にもなりますし、ヒーターの空焚き防止機能が働きヒーターが壊れてしまいます。
ヒーターを水から出す際は必ずコンセントを抜いて加熱しない状態なのを確認してから水から出しましょう。
サーモスタッドのセンサーが水から出てしまう。
サーモスタッドのセンサーが水から出てしまうと、水温を測ることが出来なくなりサーモスタッドが水温が低いと検知してしまった場合水温は上がり続けてお湯になり、水槽の中の生物は死んでしまうでしょう。
サーモスタッドのセンサーが水から出てしまわないように工夫しましょう。
ヒーターを底砂に埋める。
見た目を重視したいからと言って、ヒーターを底砂に埋めてしまうと水中全体に熱が伝わりづらくなり、ヒーターの周りのみ過熱状態となってしまい最悪ヒーターだけではなく水槽も壊れてしまいます。
ヒーターを底砂に埋めるのは絶対にやめたほうが良いでしょう。
まとめ

熱帯魚飼育や越冬対策などの強い味方である、アクアリウム用のヒーターは1年で交換が基本となります。
その1年間をヒーターを正しく使って途中で壊れることなど無いようにしていきましょう。
それでは!
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