グッピーを飼う心得と飼育の準備

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グッピー
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「熱帯魚はグッピーで始まりグッピーで終わる」と言われるほど代表的で飼育自体はしやすく、奥が深い熱帯魚です

さらに、輸入されたMIXグッピーであれば価格も安く生体を取り扱っているホームセンターならどこでも取り扱っており入手も容易で初心者向けの熱帯魚と言われています。

しかし、繁殖が容易すぎてほっといても増えてしまい水槽がグッピーでいっぱいになってしいまうことも珍しくありません。

水槽内に生体が増えれば増えるほどエサの消費量、水質の悪化速度が上がり次第に手が付けられなくなり飼いきれなくなってしまうということになりかねません。

この記事では、「グッピーを飼う心得と飼育の準備」について解説していきます。

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どのようなグッピーをどのように飼いたいのか?

グッピーと言っても安価な外国産のMIXグッピーから高価なハイグレードの国産グッピーなど様々なグッピーがいます。

そしてグッピーだけを鑑賞用として、色々な魚と混泳させてみたい、ハイグレードのグッピーを繁殖させてよりハイグレードなグッピーを作出したいと飼育目的もいろいろあるかと思います。

そうなると観賞用なら綺麗な底砂が欲しい、ブリード用なら底砂はなしでベアタンクが良いなど飼育目的によって用意する飼育器具も変わってきます

ですので先ずは、どのようなグッピーをどのようにして飼いたいかを決めていきましょう。

飼育器具を準備しよう!

どのようなグッピーをどのように飼いたいかが決まったら飼育器具について考えましょう。

必要な飼育器具についてそれぞれ解説していきます。

水槽

そこそこ大きい水槽で色々な熱帯魚と混泳して楽しみたいのであれば45cm水槽から60cm水槽がお勧めです。

大きい水槽ほど飼育器具が高価になるというデメリットはあるものの水量がそこそこ確保できるため水質も安定しやすく、多くの生体を飼育することができます。

もちろん60cm水槽以上の水槽でも大丈夫ですが、60cm水槽より大きくなると値段が一気に跳ね上がります・・・

ブリード目的であるのであれば30㎝水槽や、SサイズもしくはMサイズ水槽と呼ばれるものを2,3個用意するのがお勧めです。

ドイツイエロータキシードなど同じ種類同士をかけ合わせればその種類しか生まれないグッピーもいますが、REAAなどの個体やブルーグラスと言う品種のグッピーのように同じブルーグラスを掛け合わせても違う種類(ブルーグラス、レッドグラス、ブラオ)が生まれる種類もいます。

ドイツイエロータイプなら水槽が1個でもどうにななりますが、ブルーグラスのように複数種類のグッピーが生まれる場合には水槽が複数欲しいところです。

水槽台

水槽に合ったもの、水槽の重量に耐えられる物を選んでください。

例えばメタルラックでは60㎝の規格水槽なら耐えられますが、90cm水槽をメタルラックに乗せようとすると水槽と水の重量に耐えられない可能性もありますので、専用の水槽台を選ぶのが無難です。

水槽用ヒーター

冬になると水温も下がるので必要となるのですが、春や秋でも突然気温が下がる日も珍しくなく、エアコンなどで室温がさがると水温も下がってしまいます。

そのようなときのためにも、ヒーターは必ず用意しといてあげましょう。

ただし、ヒーターならどれでも良いという分けではなく必ずお使いの水槽の水量にあったヒーターを用意してください。

そしてサーモスタット必要なもの必要ないものがありますのでそちらにも注意が必要です。

ちなみにグッピーの飼育する際の水温の適温は23~26℃です。

ろ過機

これも飼育目的によって変わってきます。

例えば60㎝水槽で他の魚と混泳させるのであれば強力なろ過機である外部フィルターを使ってもいいですし、安価な外掛け式フィルターを2個使う。

もちろん定番の上部式フィルターを使うのもありです。

しかしここで気を使ておきたいのがいずれのろ過機も給水口からグッピーなどの稚魚を吸い取ってしまうことがあります。

グッピーを増やし過ぎないようにわざと給水口の対策をしない方もいますが、吸い込まれるのを防ぎたいのであればストレーナーフィルターを使用します。

お使いの(又は予定の)ろ過機に合うものを使用することにより稚魚が吸い込まれるのを防ぐことができます。

また、外部フィルター、外掛け式フィルター、上部フィルターは、水流が強く尾びれが大きいため強い水流が苦手なオスのグッピーのために水流の向きなどに工夫が必要です

また、外部フィルター、外掛け式フィルター、上部フィルター意外には、安価な投げ込み式フィルタースポンジフィルター、底砂をろ材として使用する底面フィルターがあります。

これら3種類は小型のブリード目的の水槽に使われることが多いです。

底砂

これは底面式フィルターを使用する場合以外には必ず必要というわけではありませんが、観賞用としてグッピーを楽しみたい場合はあったほうが良いでしょう。

ただし底砂の中にはPHを弱酸性に傾けるものも存在するためPHに影響のない大磯砂利やグッピーが好む弱アルカリ性に傾ける麦飯石の砂利などがお勧めです。

一応ですが、弱酸性の水質でも飼育自体は出来ます

混泳を楽しみたいのであれば弱酸性でも良いかと思いますが、ブリード目的であれば上記の底砂、もしくは底砂を使用しないベアタンクが良いでしょう。

照明

これは必要なのか?っと思われる方はいらっしゃるかと思います。

しかし、グッピーの生活のリズムを整えたり、グッピーの体色を鮮やかにしてくれます。

少々値段はしますが、現在では寿命の長いLEDのものもありますし、観賞用でもブリード用でも用意しといたほうが良いでしょう。

バクテリア剤

これがあると水槽に生体を入れられるまでの期間がかなり短縮されますし、死亡率も下がります。

簡単に説明しますとこのバクテリア剤のバクテリアが食べ残しやフンなどから発生するアンモニアを害の少ない硝酸塩にまでしてくれます。

カルキ抜き

水道水に含まれるカルキ(塩素)は生体(特にエビなどの甲殻類)に悪影響を及ぼしてしまいます。

ですので、水槽の立ち上げ時や水替え時に水道のカルキ(塩素)を無害化するのに必要です。

エサ

エサは人工飼料赤虫イトミミズブラインシュリンプなど色々ありますが、グッピーの場合飼育初期であれば人工飼料だけでどうにかなります。

ブリード目的でなければ、赤虫やイトミミズ、ブラインシュリンプは必要と思ってから買っても大丈夫です。

水温計

上記にもある通り、グッピーの適した水温は23~26℃です。

この水温にするためにもあったほうが良いですし、ヒーターの異常も気づくことができます。

水槽の立ち上げ

用意ができたら水槽を立ち上げましょう。

順序は

  1. 水槽や飼育器具を洗う。
  2. 水槽を設置する。
  3. 底砂を使う場合洗う必要がある物の場合は洗う。
  4. 底砂を入れる。(底面フィルターの場合は底面フィルターを設置してから)
  5. ヒーターやろ過機を入れる。
  6. カルキ抜きを入れた水を入れる。
  7. 水温計の設置。
  8. ろ過機を動かす。
  9. 水温が少し上がってからバクテリア剤を入れる。
  10. 照明を設置する。
  11. 2~3日待ちましょう。

これで準備編は以上です。

つづきは、次の記事をご覧ください。

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