カメの中ではあまり大きくならず丈夫で飼いやすく初心者にオススメなミシシッピニオイガメ。
お迎えしたい!っという時に気になるのが、お迎えするための飼育設備の費用としていくら必要なのか気になりますよね。
今回の記事ではミシシッピニオイガメを飼育するのに掛かる初期費用について解説していきます。
ミシシッピニオイガメの飼育に必要なものとその値段

ミシシッピニオイガメの飼育に必要なものは、
- 水槽
- ヒーター
- 陸地
- 水替えホース
- バケツ
- エサ
最低これだけは用意しましょう。
ここまでで大体6450円~17150円になります。
また、出来れば欲しいものとして
- 水温計
- 水質調整剤
- バスキングライト
- クリーナースポイト
- ろ過フィルター
ここまでで11950円~37750円ほどです。
好みで用意するものは
- 底砂
- レイアウト用品
それでは、それぞれ解説していきます。
水槽

最大でも13cmほどの大きさにしかならないミシシッピニオイガメは、45cm水槽でも終生飼育が可能と言われています。
しかし、個人的には45cm水槽よりも大きい60cm水槽、出来ればガラス水槽がオススメです。
その理由と言うのは
- クレクレダンスをするためガラス以外の水槽だと傷付きやすい。
- よく泳ぎ回るため広い遊泳スペースがあるとストレスが溜まりづらい。
などの理由があります。
小さいうちは60㎝水槽よりも小さい水槽で十分飼育することは出来ますが、大きくなってから水槽を変えようとすると、流用できるものもありますが他の飼育用品もサイズ、容量が合わなくなり買い替える必要が出てきてしまいます。
そういうのが面倒な場合は最初から60cm水槽を購入したほうが良いでしょう。
値段は大体3000円~8000円で購入できます。
また水深は30㎝あれば十分と言われていますが、水位が高いほど脱走しやすくなるのでフタをし重りをするなどの対策が必要となります。
ヒーター

ヒーターに関してはこちらの記事を参考にしてください。
ミシシッピニオイガメの飼育に適した水温は26℃前後と言われいます。
この水温を下回らない場合はヒーターの必要はありませんが、ヒーターなしで日本の冬でこの水温を保つのは難しいでしょう。
そのため、ヒーターを使用する必要がありますが、注意していただきたいのはヒーターはW数があり、水量によってW数を決めます。
ミシシッピニオイガメの飼育に適した60cm水槽で水位を30cmにする場合、60cm水槽でガラス圧6mmの場合58.8cm×28.8cm×30cm=50.8Lで必要なヒーターのワット数は150Wになります。
また、ミシシッピニオイガメが直接ヒーターに触れると火傷をする危険性がありますので、ヒーターを選ぶ際はカバー付きのも、別途ヒーターカバーの購入の必要があります。
値段は2000円~5000円程度です。
陸地
ミシシッピニオイガメは完全水中生活のカメなので陸地は必要ないと言われていますが、我が家のミシシッピニオイガメは陸地に上がることが多いですし、他の方が飼育されているミシシッピニオイガメも陸地に上がる事もあるそうなのであったほうが良いと思います。
また、陸地に上がらないとしてもミシシッピニオイガメは肺で呼吸するため水面から顔を出す必要があり、そのときに前足を引っかけるために陸地を設置して置けば使ってくれます。
陸地は市販されている物もありますが、100均などで材料を購入し自作されている方も多くいます。
値段は600円~2500円ほどになります。
水替えホース、バケツ
水替えホースは小さい水槽で水量を少ない状態で飼育し、全換水を行うのであれば無くても大丈夫ですが、水替え時にミシシッピニオイガメを避難させるのにバケツはあったほうが良いでしょう。
大半の方は水深を深くして飼育するので水替えホースを用意し、1/3の水替えを行いましょう。
水替えホースとバケツ両方とも100均で販売されています。
値段は各100円~1000円で購入できます。
エサ

生き物を数くする上で無くてはならないですよね。
ミシシッピニオイガメは水槽の底でエサを探す事も多いので、カメプロス沈下性がお勧めです。
また、粒の大きさも色々ありますが小ペレットの物ならば大丈夫でしょう。
値段は小ペレットの物で650円で販売されています。
出来れば欲しい物
水温計
ヒーターを入れるタイミングやヒーターの故障がないか確認するのにあったほうが良いでしょう。
アナログ式の物やデジタル式の物、吸盤で取り付けるもの磁石で取り付けるものと様々な種類があるので好みで選んでください。
また、水温計は100均でも取り扱いがあります。
値段はアナログ式の物で100円~1000円
デジタル式の物は500円~1600円になります。
水質調整剤
水道水をそのまま使おうとすると、水道水に含まれるカルキが気になります。
このカルキを抜くことでカメの皮膚病予防の効果があると言われている方もおりますが、カルキ抜きをしなくても元気に育っているっという方もいらっしゃいます。
殆どを水中で過ごすミシシッピニオイガメならば、水質調整剤の恩恵を大きく受けられるのではないでしょうか。
値段は400円から4000円ほど。
バスキングライト

ミシシッピアカミミガメやクサガメなどの種類のカメには必要不可欠ですが、ミシシッピニオイガメは野生では夜行性のためバスキングをしないと言われていました。
しかし我が家のミシシッピニオイガメもですが、飼育下ではバスキングをしている姿を目撃している方は多く、また、バスキングをするのであれば皮膚病予防の効果を期待できることから用意できるのであればあったほうが良いでしょう。
値段は3000円から5000円ほど
クリーナースポイト
エサの食べ残しやフンを片付けるのに非常に便利です。
値段は1000円ほど
ろ過フィルター
ミシシッピニオイガメはフンの量が多いので水替えの頻度や水質悪化を遅らせることが出来るのでろ過機はあったほうが良いでしょう。
ろ過機の種類は投げ込み式フィルターや水中フィルターでいいと思いますが、飼育してて足りないと思ったら上部フィルターや外部フィルターを導入しても良いでしょう。
しかし、ミシシッピニオイガメは強い水流は苦手なため水槽のガラス面に水流を当てて水流を弱くするなどの対策が必要になります。
値段は使用するろ過フィルターの種類で値段は変わります。
- 投げ込み式フィルターなら300円~1500円
- 水中フィルターなら1500円ほど
- 上部フィルターなら3000円~9000円
- 外部フィルター5000円~8000円
投げ込み式フィルターの場エアーポンプを購入する必要もあり700円から3000円になります。
好みで用意するもの
上記の物よりは優先度は低く、なくても問題ありません。
ここで紹介するものは初期費用としては省かさせていただきます。
底砂
底砂があると水槽の底が綺麗に見えます。
底砂としてお勧めなのが田砂です。
見た目もキレイで野生のミシシッピニオイガメの生息環境に近づけることが出来ます。
レイアウト用品
あると水槽内が華やかになりますが、レイアウト用品を入れすぎてミシシッピニオイガメの遊泳スペースなどが無くならないよう、またレイアウト用品に挟まって溺死してしまう事故も起こりうるので導入する際は十分気を付けましょう。
まとめ
如何だったでしょう?
おおよその値段でしたが参考になったでしょうか?
ご自身の飼育スタイルやおうちの状況で最適な物を選んでください。
それでは!
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