水槽の水質を管理する上で大切なのことの1つにPHの管理があります。
熱帯魚だけではなく、水草にも品種ごとに適切なPHがありその適切なPHから大きく外れてしまうと調子を崩してしまったり、最悪の場合死んでしまったり、枯れてしまったりしてしまいます。
今回はそんな「PH」について書いていきます。

PHについて理解しておきましょう。
PHとは一般的には水溶液がアルカリ性、酸性表す単位です。
アクアリウムの場合ほとんどが飼育水がアルカリ性に傾いているか、酸性に傾いているかを示す際に使います。
アクアリウムでのPHは水槽内の環境を整えるうえで重要で、生体によって適切なPHが異なるため混泳させる際には注意が必要です。
例えばグッピーの場合は弱アルカリ性(7.5~8.0)を好みますが、ディスカスは弱酸性(6.0~6.5)のPHを好みますので、この2種類の魚を一緒の水槽で飼育するとなるとお互いに良い状態を保つのは難しいでしょう。
PHの測り方
PHの測り方は主に
- PH測定器を使用する
- PH測定紙を使用する
この2つです。
PH測定器を使用する
PH測定器は使い切PH測定紙とは違い、使い切りではなく何度も飼育水のPH測定することができます。
PHを頻繁に確認したい、たくさんの水槽で使用するっという方にお勧めです。
PH測定紙を使用する
PH測定器より安いですが使い切りのため、たまにしか測定しないなどの理由がある場合はこちらが良いかも知れません。
また飼育水に浸してすぐ結果が出るので、PH測定器よりも早く結果を知ることができます。
こちらの使い方は
- 試験紙の先(着色されている部分)を飼育水に浸す。
- 比色表と比べPHがどの程度か判断する
です。
PHを上げる方法
グッピーやシグリットなどの熱帯魚は弱アルカリ性の水質を好むためPH(7.5~8.0)を上げてあげる必要があります。
PHを上げる方法としては
- カルシウム、マグネシウムを含む石や砂利を使用する。
- エアレーションをする。
- 弱酸性に傾いている場合水替えをする。
- PH上昇剤を使用する。
などがあります。
カルシウムやマグネシウムを含む石や砂利はサンゴ砂や麦飯石があります。
PHを下げる方法
ディスカスやネオンテトラなどの熱帯魚は、弱アルカリ性(7.5~8.0)の水質より弱酸性(6.0~6.5)の水質を好みます。
PHを下げる方法として
- 水質を弱酸性に傾けるソイルを使用する
- CO2を添加する
- 流木を置く
- 水質を弱酸性に傾けるろ材を使用する
- PH下降剤を使用する
水質を弱酸性に傾けるろ材は
等があります。
まとめ
PHは生体の状態を保つうえで需要なことです。
適正PHを外れてしまうと
- エサを食べなくなる
- 病気になる
- 繁殖しなくなる
などの悪影響が出てしまいます。
ですので、出来れば定期的なPHのチェック。
そして、上記のようなことが起きはじめたらPHの変化を疑って見てください。
それでは!
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