道端に咲いている綺麗な花。
小さなお子さんが持って帰って家に飾るーなんてことも珍しくはないですよね。
しかし!
その綺麗な花を咲かせている植物もしかすると「特定外来生物」かも!?
植物も特定外来生物に指定されるの?っと思われる方もいらっしゃるかたもおられるかと思いますが、そうです。
植物も特定外来生物に指定されるのです。
っということで今回は植物も特定外来生物に指定されることについて書かせていただきます。
植物が特定外来生物に指定される理由とは!?

植物が特定外来生物に指定される理由は、繁殖力が強すぎるため在来種の植物を駆逐してしまうまたは、蚊などの有害な生物の大繁殖を起こすきっかけとされるからです。
例えば在来種の植物よりも少ない栄養で早く成長し、在来種の植物が成長するために必要なスペースを奪って結果、在来種の植物の成長を阻害し終いには在来種の植物を枯らしてしまう。
ルドウィギア・グランディフロラと言う水草の一種は成長速度が非常に早く水中、水上問わず茎を密集させながら伸ばし、その茎の間で蚊が発生するなどの問題があります。
なぜこういった植物が野外で繁殖しているのか?

これらの植物がなぜ野外で繁殖しているかと言うと
- 輸入された農作物に紛れて
- 緑化のために植えられたが日本の環境に適応し過ぎてしまった
- 観賞用として輸入されたものを野外に放出したため
どれも人間が原因です。
2番と3番につきましては人間が自然環境を考えなかった結果ですし、3番につきましてはビオトープを失敗し枯らすのは可哀想だからと水草を河川に捨てた結果、在来種の水草を死滅させ捨てた人間が自然破壊を行ったことになります。
動物だけではなく植物も最後まで責任を持って栽培してください。
特定外来生物に指定された植物は何が禁止されている?
特定外来生物に指定された植物に対して輸入、販売、運搬、栽培、繁殖、移植が禁止されています。
これらを行うと個人では懲役3年以下もしくは、罰金300万円以下。
法人の場合は1億円以下の罰金になります。
もちろん種の状態でも輸入、販売、運搬、栽培が禁止されています。
まとめ
植物までもが特定外来生物に指定されるのは意外と思っている人も多いかと思います。
しかし、植物でも日本の自然環境を破壊させてしまいます。
栽培している植物をキレイだから、世話が出来ずに枯らすのは可哀想だからと言って野外に放出するのは絶対にしないでください。
自然環境を守っていきましょう!
それでは!
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