緑色の糸状でヌルヌルしており、あまり良い見た目ではない藻をみたことはありませんか?
それはアオミドロと呼ばれており、ビオトープや水槽の景観を損ねるだけではなく増えすぎてしまうと飼育しているメダカや金魚などのがアオミドロに絡まって衰弱し死んでしまう事も・・・
そんな悲しい事は起こしたくありませんよね。
今回の記事では、景観を損ねるだけではなく飼育している生き物の生死にも関わる「アオミドロ対策」について書いていきます。
アオミドロが発生した場合

恐らくですが、この記事を読んだいる方の半数以上の方がアオミドロが発生してしまったのではないでしょうか?(そうじゃなかったらごめんなさい( ノД`)シクシク…)
ですので、アオミドロの発生の予防よりも先にアオミドロが発生してしまった場合について書かせていただきます。
アオミドロが発生してしまったときの対処法として
- アク取りなどでアオミドロを取り除く。
- ミナミヌマエビなどアオミドロを食べる生き物を導入する。
- 薬品を使う
っといった方法があります。
アク取りでのアオミドロ除去
魚捕り用のネットでもアオミドロを取り除くことは出来ますが、ネットに付着したアオミドロを取り除くの中々面倒くさいので、簡単に付着したアオミドロを取り除けるアク取りをお勧めします。
アク取りにつきましては100均などで販売されているもの(出来ればステンレス製)で十分です。
ちなみに、アク取りでアオミドロを取り除くときは歯ブラシがあると、アク取り付着したアオミドロを取るのに便利です。
ミナミヌマエビ導入

アク取りでのアオミドロ除去をしたとしても隙間など細かい場所に入り込んだアオミドロまで取り除くのは中々難しいものです。
そこでお勧めしたい方法がメダカなどの小型の魚とも相性がいいミナミヌマエビの導入です。
ミナミヌマエビより体が大きく、アオミドロも多く食べてくれるヤマトヌマエビもいますが、ヤマトヌマエビがメダカを襲ったという話も聞きますのであまりお勧めはしません。
また、ミナミヌマエビは寿命は1年程しかありませんが、繁殖も簡単にできますので長期的に飼育し続けることも出来ます。
薬品を使う
効果は高いですが、藻類や苔にも影響があるのでそれらの生体がいる場合は一時的に別の容器などに避難させる必要があります。
例えば
天然成分由来の薬品で1か月ほど効果があります。
アオミドロに対して効果はありますが、モスやリシアなどの水草は枯れてしまうので注意が必要です。
アオミドロ発生の原因と予防方法
アオミドロの発生を予防方法としてあげられるのは
- 定期的な水替え
- 水草を増やす
- 日陰を作る
- リン酸塩除去吸着材の使用
などがあげられます。
それぞれ原因と共に解説していきます。
アオミドロ予防法その1:定期的な水替え
アオミドロが発生する原因の一つとして、飼育水の富栄養化があります。
富栄養化とは食べ残しやフンなどで飼育水中の養分が増えすぎてしまい起る事です。
その富栄養化を防ぐために定期的な水替えを行い飼育水中の養分の増えすぎを防ぎます。
また、水替えする際はソイルや砂利の中に溜まってしまった食べ残しやフンなどを取り除くようにソイルや砂利の中を掃除できる水替えホースを使うとより効果的でしょう。
アオミドロ予防法その2:水草を増やす

上記にもありますが、アオミドロの発生原因の一つとして飼育水の富栄養化があります。
その飼育水の富栄養化を防ぐ手段として水替え以外にあるのが水草を増やすという方法です。
水草を増やすことにより飼育水中に増えすぎた養分を水草が消費し、アオミドロが発生、増殖するのを防ぐ効果が期待できます。
アオミドロ予防法その3:日陰を作る

太陽の光が当たる時間が長く、水温が上がるとアオミドロが発生しやすくなります。
そこで日陰を作ってあげることによって太陽の光が当たる時間が減らせ、水温も上がりにくくなるのでアオミドロが発生しづらくなります。
しかし、水草やメダカなどの生体にもある程度太陽の光が必要なため、すだれなど完全に遮光しないもので太陽の光を遮るのが良いでしょう。
アオミドロ対策その4:リン酸塩除去材の使用
富栄養化した飼育水のリン酸やケイ酸塩を吸着し除去してくれるものです。
リン酸やケイ酸塩はアオミドロが成長する際に使用するのでこれらを飼育水から無くすことにより、アオミドロの成長を阻害します。
まとめ
アオミドロが発生した場合は、アオミドロの除去、アオミドロの成長阻害のための日陰を作る。
また、アオミドロを再び発生させないためにもアオミドロ発生の原因となる飼育水の富栄養化を無くす、予防するための定期的な水替え、新たな水草の導入などが必要となってきます。
見た目にも飼育している生体にも悪影響を及ぼすアオミドロの発生させない環境を作って、キレイなビオトープを維持していきましょう!
それでは!
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