タンクメイトとしても大人気!コリドラスの特徴と飼い方

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コリドラスはアマゾン川に生息しているナマズの仲間で、穏和な性格の品種も多く他の熱帯魚のタンクメイト(混泳相手)として人気があります。

また、観賞魚としても種類が豊富でバリエーションに富んでいるなど、コレクション性も高いため、人気があるポイントとなります。

上記ではタンクメイトとしても人気があると書きましたが、アクアリストの中には単なるタンクメイトに留まらず、コリドラスのみを集めて飼育する愛好家もいるほどです。

今回の記事では、コリドラスの特徴や魅力、種類や飼育法、病気についてなどをご紹介します。

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コリドラスの特徴

コリドラスは多くの品種がアマゾン川水系の生息しているナマズ目に分類される小型淡水熱帯魚です。

コリドラスの見た目は簡単に説明しますと、小型のナマズと言った印象で、そのコロッとした見た目から可愛いと評判の熱帯魚です。

体長は成魚でも最大6cm前後で、温厚な種類なら他の小型魚との混泳に向いています。

また、底砂を一生懸命嗅ぎまわるような仕草やぼ~っとしたりしている姿がとても愛らしいさがあります。

コリドラスの食性は、何でも食べるいわゆる、雑食性で人工飼料から冷凍赤虫まで食べます。

水槽の低層部で生活するため、底に沈んだ他の魚の食べ残しなどを食べてくれる水槽内の掃除係としても人気があります。

「コリドラス・ステルバイ」などのホームセンターやペットショップで取り扱われている品種の多くは、数百円から購入が可能ですが、希少性のある品種だと1万円を超えることもあります。

コリドラスの飼育に必要なもの

コリドラスの飼育に必要なものは次の通りです。

・水槽
・ろ過フィルター
・水中ヒーター
・底砂
・各種消耗品

それでは、それぞれ解説していきます。

水槽

小型のコリドラスを数匹飼育するには、30㎝~45cmの水槽で飼育することが出来ます

しかし、他の熱帯魚と混泳させたい、水草と一緒に飼育したいなど様々な飼育方法があるので、余裕があるのであれば、水質も安定しやすいというメリットもあるので60cm水槽がお勧めです。

また、フレームあり水槽、フレームなし水槽とありますが、こちらは好みで選んでください。

ろ過フィルター

間違いないのは、上部フィルターや外部フィルターですが、30㎝水槽であればで外掛けフィルター代用することは出来ます。

上部フィルター、外部フィルターどちらもろ過能力は高く、熱帯魚メインであればどちらでも問題はありませんが、水草に力を入れたい場合は、光量の確保、CO2を逃がさないためにも外部フィルターがお勧めです。

水中ヒーターや冷却ファン

コリドラスの飼育可能な水温は20~28℃と言われており、年間を通して25℃前後に保てば問題なく長期飼育が可能です。

しかし、高温には比較的弱く30℃を超えると危険です。

ですので、夏は冷却ファンや水槽用クーラーを、冬は水中ヒーターで25℃前後になるように保温します。

また、冷え過ぎ、温まり過ぎを防止するためにサーモスタット、もしくは水中ヒーターであれば一体型の物を使用してください。

底砂

コリドラスは水の底に生息する底棲魚、砂の中に口先を突っ込んでエサを探す習性があるので、飼育の際には底床材を導入することでストレスの減少効果が期待できます。

コリドラスの最適な底床材は「ボトムサンド」や「田砂」などの目の細かい砂系の底砂です。

上記にあるように、砂の中に口先を突っ込んでエサを探す習性があるため、角が尖っている底砂を使用すると口先が傷ついたり、ヒゲが切れてしまう事もあるので、間違っても角が尖っているような底砂は使用しないように注意してください。

各種消耗品

コリドラスの飼育に必要な消耗品は次の通りです。

・エサ
・カルキ抜き
・バクテリア

カルキ抜き、バクテリアはホームセンターやペットショップでコレだ!っと思うものでも問題はありません。

コリドラスのエサについては、良く他の熱帯魚の食べ残しを食べると言われていますが、それだけでは足りないことが多いため、別にエサを用意する必要があります。

生餌の場合はスポイトなどで水槽の底面に撒き、人工飼料であれば沈下性のものを与えてあげてください。

コリドラスと水草

水草の事にも触れましたが、実はコリドラスは底砂を掘り返す性質があるため、根を張るタイプの水草との相性はあまり良くありません。

また、水草水槽でよく使われるソイルはコリドラスが掘り起こすことが多々あり、そのときにソイルが崩れてしまうため、コリドラスとソイルの相性も良くありません。

水草と一緒にコリドラスの飼育を楽しみたい場合は、フロッグピットなどの浮草アヌビアスナナやウィローモスなどの水草を流木などに活着させた状態のもの、小型の鉢などに植えた状態で導入すると良いでしょう。

コリドラスと底砂の掃除

コリドラスは大食漢であり、そのためフンの量も多くなってしまいます。

フンを放置しておけば底砂が汚れその結果、細菌や有害物質が発生しやすくなり、低層で生活するコリドラスはダメージを受けます

そこで底砂の掃除が重要となってきます。

底砂は市販の底砂クリーナーを使うと楽に掃除できます。

頻度としては飼育する匹数にもよりますが、水替えと共に1~2週間に1回掃除するのがオススメです。

この底砂クリーナーは100均でも売っていますが、柔らかい素材を使用しているため使いずらくあまりお勧めはしません。

水替え、底砂の掃除は重要となってくるので100均で販売されている物ではない物を買うのがお勧めです。

コリドラスの病気

コリドラスも、他の熱帯魚と同じように次のような病気にかかることがあります。

・尾ぐされ病
・白点病
・水カビ病
・ポップアイ

これらの病気に罹れば、他の熱帯魚のように治療をする必要があるのですが、コリドラスをはじめとするナマズ類は薬剤に弱いため、魚病薬は基本的にお勧めしません。

しかし、推奨される方法ではなく、自己責任になはなりますが、通常の1/3~1/2程度の濃度で薬浴を行うことがあります。

基本的には病気にさせないよう、飼育環境をキチンと整え、日頃の世話をしっかりとすることが重要です。

コリドラスまとめ

コリドラスは、穏和な性格、愛くるしい姿や仕草から人気がある熱帯魚で、種類も豊富であるためご自身の好みの品種を探してみるのも良いでしょう。

しかし、コリドラスは薬剤に弱いため病気にさせないよう、しっかりと飼育環境を整え日頃のお世話をすることが重要となります。

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