お店でベタを見ると良く「PK」や「HM」など表記されていることがありますよね。
ベタ初心者の方だと何それ?って感じになってしまうかと思います。
今回はベタによくみられるPKやHMなどの表記について解説していきます。
PKやHMなどの表記の正体
ベタによくみられるPKやHMなどの表記は、ベタの品種名を略されたものです。
例えばPKならばベタのプラカットと言う種類でHMならハーフムーンです。
稀にベタPKHMなどと言う名前で販売されている個体もおりその場合はベタプラカットハーフムーンを略されている物になり、プラカットとハーフムーンの特徴を引き継いだベタになります。
折角なのでベタの品種についても解説させていただきます。
トラディショナル
安価で販売されていることが多いですが、ベタと言ったらこの品種と言ってもいいほど昔から流通している品種です。
尾ひれがスペード型をしているのが特徴でベタの中でも丈夫と言われており、初心者の方にもお勧めです。
トラディショナルベタは、店頭ではそのままトラディショナル、TD、トラベタ、並みベタ、ベタの名前で販売されています。
プラカット
プラガットとも呼ばれることもあり、尾ひれが短く野生のベタに近い姿をしているのが特徴です。
プラカットは闘いのために改良された品種で、他のベタと比べ動きが素早く気性が激しいのも特徴の一つです。
店頭ではプラカット、プラガット、PKの名前で販売されています。
ハーフムーン

全てのヒレを広げると180°展開し半月のように見えることからハーフムーンと呼ばれる美しいベタです。
しかし、ヒレが大きいためヒレのトラブルに合うことが多いので飼育の際はヒレの様子をしっかりと見る必要があります。
また、ヒレを180°よりも展開する種類はフルムーンとも呼ばれています。
ハーフムーンは店頭ではハーフムーン、HMなどの名前で販売されています。
クラウンテール

クラウンテールは尾ひれの軟条が突き出して王冠のように見えるヒレが特徴のベタです。
また、このクラウンテールから派生したキングテールやコームテールと呼ばれるベタの種類もあります。
クラウンテールは店頭ではそのままクラウンテール、稀にCTの名前で販売されています。
スーパーデルタ

スーパーデルタは尾びれが三角状(デルタ)に拡がり、フレアリングの際尾びれが120°~180°に拡がるベタをスーパーデルタと言います。
尾びれが大きく開くと言う点はハーフムーンと同じですが、180°以上広がるとハーフムーンと呼ばれます。
店頭ではそのままスーパーデルタと販売されることが多く稀にSDと販売されていることもあります。
ダンボ
ダンボは胸びれが大きく育つのが特徴です。
胸びれをなびかせる姿は他のベタでは見ることが出来ないので人気のある種類のベタです。
店頭では、ダンボ又はエレファントイヤーの名前で販売されています。
ダブルテール
ダブルテールは尾びれが上下に分かれており、背びれも大きいので迫力のある美しさを楽しめるベタです。
店頭ではダブルテール、ハートテールの名前で並んでいます。
ジャイアント

しっかり飼育すると体長が8㎝~10㎝にもなるベタで、プラカットが突然変異し大型化した個体を固定化したベタです。
店頭ではPKジャイアント、ジャイアントの名前で販売されています。
プラカットハーフムーン
プラカットハーフムーンはプラカットの体系をしており背びれが短く、ハーフムーンのように半月状に開く尾びれを持っています。
店頭ではプラカットハーフムーンよりPKHMベタの名前で並んでいることが多く、ハーフムーンプラカットの名前でも並んでいることもあります。
プラカットハーフムーンダンボ

プラカットハーフムーンはプラカットの体系をしており背びれが短く、ハーフムーンのように半月状に開く尾びれ、更には大きな胸びれを持っており泳ぐ姿が非常に美しいベタです。
店頭ではPKHMダンボの名前で並ぶことが多いです。
ワイルドベタ
他のベタと違い一切改良をされていない現地採取のベタです。
改良品種のベタと比べると体色も地味で尾びれも短いですが、数が少なく高値で取引をされており熱狂的なファンもいます。
店頭ではワイルドベタ、WDベタの名前で販売されています。
まとめ
ベタの種類は多く体系以外にも色合いで呼び名が変わることも多いですが、そちらもいずれ記事にしていきたいと思います。
この記事がベタの品種が分からなくなったとき等の参考になれば幸いです。
それでは!
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