メダカブームが続いている中グリーンウォーターがいいよーって話をよく聞きますよね。
で、そのグリーンウォーターって何?っと思う方もいらっしゃるかと思います。
今回はそんなグリーンウォーターのメリットやデメリットについて書いていきます。
グリーンウォーターの正体

グリーンウォーター(青水とも呼ばれています。)とは、植物プランクトンの大量発生が原因で緑色になった水の事です。
緑色の水は見た目こそ悪い物の、そこに住む生き物たちにとっては非常に有益なものでメダカの稚魚を育成するのが非常に楽になるとも言われています。
なぜ、そこに住む生き物たちにとって有益なものになるのか、そこに住む生き物たちにとって害になることはないのかを解説していきます。
グリーンウォーターのメリット
そこに住む生き物たちにとっては非常に有益なものと言われるグリーンウォーター。
そのグリーンウォーターのメリットとは
- 植物プランクトンが稚魚などのエサとなる。
- 水中の有害物質を吸収する。
- 酸素を供給してくれる。
メダカなどの生体を飼育する上でかなり重要な役割を持っていますね。
それでは、それぞれ解説していきます。
植物プランクトンが稚魚などのエサになる。

メダカやその稚魚は植物プランクトンをエサとして食べます。
特に稚魚は、エサやりのタイミングが難しく生後2週間の間は餓死することも珍しくはありません。
ですが、グリーンウォーターで飼育していればその中の植物プランクトンを食べるため餓死することがほぼ無くなり、飼育難易度も大きく下がります。
メダカなどの稚魚が上手く育てられないという方はグリーンウォーターを試して見てはいかがでしょう。
水中の有害物質を吸収する
生体のフンなどに含まれる硝酸塩やリン酸塩などの有害物質を植物プランクトンが吸収、無害化してくれます。
これにより飼育水の水質を良い状態で保つことができ、生体が死亡するリスクを減らすことが出来ます。
酸素を供給してくれる。
植物プランクトンは通常の植物と同様、日中は二酸化炭素を消費し光合成を行い酸素を作り出してくれます。
ただし、グリーンウォーターが濃い(植物プランクトンが多い)状態だと夜間に植物プランクトンが酸素を消費し過ぎてしまい中の生物が酸欠を起こし死亡する場合もありますのでグリーンウォーターが濃くなり過ぎないように注意してください。
グリーンウォーターのデメリット
生き物を飼育する上で大きいメリットがあるグリーンウォーターですが、デメリットも勿論存在します。
グリーンウォーターのデメリットは
- 中の生体の健康状態を把握しずらい。
- 酸欠を起こす可能性も。
などがあります。
中の生体の健康状態を把握しづらい。
緑色の水のため中の様子が分かりづらく、生体が病気になってたり死亡していたりしても気づくのが遅くなってしまい、手遅れになってしまう可能性もあります。
また、魚などを捕食する水生昆虫が侵入しても分かりづらく、飼育している生き物が捕食されてしまうことがあります。
対策としてはグリーンウォーターを濃くし過ぎないようにして病気が出ていないか、死んでしまっている生体がいないか良く観察することです。
酸欠を起こす可能性も。
メリットの方にも書きましたが、グリーンウォーターが濃い(植物プランクトンが多い)状態だと夜間に植物プランクトンが酸素を消費し過ぎてしまい中の生物が酸欠を起こし死亡する場合もあります。
対策としては、グリーンウォーターが濃くなり過ぎないようにすることです。
まとめ
グリーンウォーターは生き物を飼育するにあたって大きなメリットがあります。
だからといってグリーンウォーターを濃くしてしまうと逆にデメリットが大きくなってしまい、飼育しづらくなってしまいます。
適度な濃さで使えば生き物を飼育するには大きな味方となるので、飼育が上手くいかないという時は一度グリーンウォーターを試してはいかがでしょうか?
それでは!
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