ビオトープに限らずアクアリウムでは、透明だった飼育水が徐々に緑色に濁ってしまうこともありますよね。
メダカの稚魚を育てるのにはこのグリーンウォーターがちょうどいいのですが、観賞する事を考えると、この状況はあまり好ましく思えませんよね。
我が家でも透明だったビオトープの水が徐々にですが緑色に濁り始めてしまいました。
丁度いい機会ですので今回の記事ではビオトープに限らずアクアリウムで「グリーンウォーターになってしまった飼育水を元の透明な飼育水に戻す方法」について書いていきます。

グリーンウォーターと透明な飼育水に戻す方法
結論から先に書いていきます。
グリーンウォーターを元の透明な飼育水に戻す方法は以下の通りになります。
- 水替え
- 遮光
- アオコ除去剤
これらが効果があると言われています。
水替え

水替えは物理的にグリーンウォーターとなってしまった飼育水を新しい透明な水に交換して透明に近づけるために行います。
交換する量が多ければより透明に近づきますが、水替えする量が多ければ多いほど水質が変化してしまい、飼育中の生き物に負担をかけてしまい弱らせてしまいます。
ですので、交換する量は飼育水の1/3の量にしたりする必要があります。
また、グリーンウォーターの原因は植物性プランクトンの大量発生にあります。
植物性プランクトンの大量発生の原因の一つとして飼育水の富栄養化がありますので、水替えによって富栄養化した飼育水も交換でき植物性プランクトンが増える速度を抑えることが出来ます。
遮光

グリーンウォーターが発生する原因は主に上記にも書いた通り植物性プランクトンの大量発生だと言われています。
植物性プランクトンは通常の植物同様光合成を行うため、光合成を遮光により阻害させれば植物性プランクトンが増える速度は遅くなります。
遮光だけでは効果は薄いので水替えも一緒にしていきましょう。
アオコ除去剤
これは最終手段ですが、アオコ除去剤を投入する方法もあります。
この方法は一時的には効果がありますが、グリーンウォーターの原因となる植物プランクトンの大量発生しない環境をつくらないと再び飼育水がグリーンウォーター化することでしょう。
また、飼育している生物によってはアオコ除去剤によって悪影響が出る場合があります。
アオコ除去剤を使用する場合は、説明書きをよく読んでから使用しましょう。
グリーンウォーターの原因と予防方法

上記にも少し書きましたが、飼育水がグリーンウォーターとなってしまう原因は
- 照明、日が当たる時間が長い
- 照明、日当たりが強い
- 飼育水の富栄養化
とされています。
これらの事が原因であるならばその逆のことをすることにより飼育水がグリーンウォーターとなることを防ぐことが出来ます。
つまりは、
- 照明、日が当たる時間を短くする
- 照明、日当たりを弱くする
- 飼育水を富栄養化させない
照明、日当たりにつきましては、屋外の場合スダレやサンシェードで日陰を作ってあげれば解決しますし、屋内の場合は照明の数を見直したり点灯時間を短くすればOKです。
飼育水の富栄養化は、生体の飼育数やエサの量の調整、定期的な水替えで防ぐことが出来ます。
まとめ
定期的な水替え、日光や照明などに気を付けてあげれば飼育水のグリーンウォーター化はある程度防げます。
もし、それでもグリーンウォーター化してしまった場合は水替えの頻度や日陰を増やしたり、照明時間や数の見直しをしていきましょう。
あくまでもアオコ除去剤は最終手段だと思って下さい。
それでは!
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